ドライフラワーの素材

ドライフラワーのリースやスワッグに用いられたり、それだけ飾っても面白いドライの素材。ベレッタガーデンでもいくつか取扱いしておりますが、もともと何の植物なのでしょうか。

『シープヘッド』

タルホーンとも呼ばれることもあるドライ商品、呼び名の通り羊の角?なイメージがしますよね。このシープヘッドは元々、パナマ草という植物の実から作られています。パナマ草は熱帯南アメリカ、西インド諸島の原産で約3m程になります。実が出来たら縦割りに切り込みを入れ、その後乾燥させると、不思議なこの形になります。本当の羊の角ではないので安心してくださいね。

『スパイダーガム・ノブ』

なんとも厳つい形をしたこのドライは、ユーカリの開花後の実を乾燥させたものです。ユーカリも品種が沢山ありますが、これはユーカリ・レーマニーという品種の実です。長い葉をもち、黄緑色の花を咲かせるユーカリです。オーストラリア沿岸に自生しており樹高は約5mほどになります。ちなみに、開花後の蕾が付いたまま乾燥させたものをスパイダーガム・クロウといい、クモの足のように見えます。

『ユーカリポッド』

ユーカリ コニカルガムナッツの実。実の中心に十字の穴がありますね。ユーカリは、英語でEucalyptusといい、「しっかっり包まれた」という意味があります。ユーカリの蕾は、固い殻に覆われており、開花時期が来ると殻の蓋が割れて花を咲かせます。その後、出来た実をオーストラリアではガムナッツと呼びます。また、ユーカリは、現地で「ガム・ツリー」の愛称で親しまれており、品種の中では幹からガムのような粘液を出す木もあることから、そう呼ばれています。

『シダローズ』

まるでバラの花ように見えるドライ素材は、実はヒマラヤ杉の一部。大きなヒマラヤスギの実は樽状の形をしていますが、12月入ると木の下に落下します。そのまましばらく乾燥が進むと、先端部分が綺麗に外れてシダローズが出来上がります。12月頃、もしヒマラヤ杉を見かけたら、落ちた実を見つけてみてくださいね。

『プラティスヘッド』

松ぼっくりのように見えるこの素材は、リューカデンドロン・プラティスター(プラッティスペルマム)の実です。原産地は南アフリカ。リューカデンドロンの開花期は5月~8月、その後この特徴的な実をつけ始めます。乾燥した実は、固く頑丈です。とても個性的なので、色々なアレンジに使える素材となっています。

この他にも、様々なドライの素材があります。一体何の植物なのか分かってくると、一段と愛着がわいてきますね。ベレッタガーデンでは、数点のドライ素材も取り扱っています。インテリアを彩るアレンジとして使ってみてはいかがでしょうか。